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福祉的視点? [所長の部屋]

突然ですが、電車の車内広告が好きです。

テレビを観ない(うちにテレビがない)私にとって、電車の車内広告は社会の窓です。

両開きのドアの上端部分の左右にスマホで海外ドラマ観放題!っていうインターネットTVの公告があって、その更に上の部分に『子供をスマホ漬けにしていませんか』っていう進学塾の広告があったりすると、ドラマを感じます。

なかでも注目しているのが、某学習塾の『̻□いアタマを〇くする』というシリーズ。

で、今日みかけたそのシリーズがちょっと気になりました。

点字ブロックの上に放置自転車があって視覚障害者が困るっていう問題について、『福祉的視点』に立って解決策を考えなさいっていう問題でした。

問題そのものは伊藤亜紗さんという方が書いた『目の見えない人は世界をどう見ているのか』という本の一部を引用していて、そこでは“問題解決のためには『福祉的視点』が重んじられがちだが、時に当事者は不自由さを一種のゲームに変換して楽しむことで乗り越えるというしたたかさを持っている”という状況が描かれています。

まあそれはそれとして、わたくしが気になったのは『福祉的視点』の語義がどれくらい認知されているのか、という点です。というか、福祉的視点ってどんな視点なのか、実は自分でもよくわからない(自分にとって福祉的視点とはこれであるということは言語化できなくもないけど、それは果たして任意の誰かが福祉的視点という言葉を用いたときにそこに込めている意味と等しいのかどうかには自信がない)ということを改めて感じたからです。

日頃なんとなくこうだよなと思っていることも、改めて考えてみると心もとなくなるということが結構ありますね。

もうひとつ気になった(というかちょっとショックだった)こと。

この問題に引用されていた上記の本、わたくし読んだことがあります。そして結構面白かった覚えがあります。にもかかわらず、この広告を見たときにこの文章がその本からの引用だということに全く気付かなかったのです。

小さい文字が見えにくくなってきたというのは認められても、読んだ本の中身を覚えていられなくなってきたということは認めたくありません。


ちなみに、わたくしが考える『福祉的視点』とは、いろんな人がみんなそれぞれ笑って生きられるためにはどうすればよいか、というものの見方です。『いろんな人』とは言い換えればすべての人であって、『福祉的視点』なんていらね~だろ!という意見の持ち主も含めて、です。

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