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はみ出していこう。 [所長の部屋]

2019年、今日からしもごうの活動がスタートしました。
明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
1月27日(日曜日・快晴)にはしもごうまつりを開催します。みなさまぜひお越しください。

冬休みに『こんな夜更けにバナナかよ~愛しき実話』という映画を観ました。筋ジストロフィーという進行性の病の患者でありながら病院ではなく地域で暮らすことを選び、たくさんのボランティアに支えられてその生を全うした方の実話ベースのドラマです。原作が出版されてすぐに読んで心動かされた者として、どんなもんかな~と思いながら観ましたが、よかったです。よかった。ちゃんと娯楽作品として成立するんだなあ、と。
ただ、娯楽作品として成立することと引き換えに弱まってしまっている部分もあったりして、その弱まってる部分が思い入れの深い者としては歯がゆかったりしました。娯楽作品として成立するということはつまり『世間一般』にとって了解可能であるということですが、『こんな夜更けにバナナかよ』というノンフィクションは『重いハンディキャップがある人が介助者の支援を得て地域で一人で暮らす』という主人公の生き方が世間一般にとって了解可能でなかったからこそ成り立ったわけです。映画のなかでも『了解可能』からはみ出している部分がたくさんあって、わたくしはそこに制作者のメッセージを感じましたが、一方でそのはみ出し方があくまで『了解可能』なはみ出し方にとどまっている、そこに歯がゆさを感じたのだと思います(ついでに言えば原作のタイトルに【~愛しき実話】なんていうなんとなくアレな修辞をつけてたりするのも歯がゆい)。

ともかく、映画を観つつ自分の今までとこれからに思いをはせると、やっぱりまだまだ、はみ出してゆくというか拡げてゆくというか、そういうことをしてゆこう、と思いました。

同じく冬休みに『みな、やっとの思いで坂をのぼる』という本を読みました。水俣病患者を支援する団体で相談員をされている方が書いた本です。とてもよかったです。水俣病は当事者運動や支援活動という点で障害児者の問題と通じ合う構造があると感じます。
心に残る文章がたくさんありました。長く患者支援にかかわられた医師の“強いものと弱いものの中間に立って、何が中立か。本当の中立とは少数者の側に立って初めて実現する”という言葉、肝に銘じたいと思います。


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